みなさんこんにちは、ママ女医ちえこです。

妊娠しやすい日、しにくい日っていうのを表す言葉として、安全日、危険日っていうのがありますよね。みなさんも、今日は安全日だから避妊しないよーとか、今日は危険日だから仲良しするのはやめとこっかーみたいな会話をしたことがあるかもしれないですね。

安全日、危険日ってどういうこと?

妊娠しやすい日危険日、妊娠しにくい日のことを安全日と表す表現ですね。一般的にはそのような表現が使われているのですが、実際のところは100%安全日というのは存在しません。

なぜかって、人間のからだは機械ではないですので、様々な外的な刺激、ストレスもそうですし、生活環境の変化もそうですし、そういった小さな変化にも影響されてしまうからですね。そのため、絶対に妊娠したくないという場合には、より確実な避妊方法を選んで欲しいところなのですが、自分の身体のことをしっかりと知っておくということ、より妊娠しやすい日っていつなのかを知っておくことはとても大事なことですね。

妊娠しにくい日

みなさんも、生理の直前や生理中は安全日だって聞いたことがある人もいるかもしれないですね。

たしかに、妊娠しやすい時期って言うと、生理周期の真ん中あたり、つまり排卵が起こるタイミングですので、そこから一番離れている生理直前や生理中は妊娠の可能性が低いということが多いですね。

ただ、安全日はズレる可能性があるっていうことを覚えておくことが大事です。

たとえば、ストレスなどのちょっとしたきっかけでホルモンバランスが乱れてしまうと、排卵がいつもよりも早く起こったり、遅く起こったりすることがあります。

カレンダーをみて、きっと生理まえだから大丈夫って思っていても、実はそのタイミングで排卵が起こっていて、安全日がずれているっていうことがありますね。

安全日だと思って無防備な性行為をしてしまったら・・・場合によっては望まない妊娠につながってしまうっていうことですね。

生理中も大丈夫って思われがちではあるんですが、タイミング次第では妊娠することがありますので注意が必要ですね。

妊娠しやすい日

危険日と呼ばれる妊娠の確率が高い日っていうのはいつのことでしょうか。

日頃からしっかり避妊しておくということが一番なのですが、妊娠の確率が高い日ってなると、いつもよりもしっかりと避妊に気をつけることができるので、ある程度知っておくことが大事ですね。

危険日というのは妊娠の確率が高い、排卵日の前後数日間のことですね。

目安としては、排卵の5日前から排卵日の翌日までくらいが妊娠しやすい時期といえますね。

その中でも、最も妊娠しやすいと考えられるのは、排卵日の3日前から排卵日前日くらいですね。

排卵日を予測する方法

排卵日を予測する方法として、基礎体温を計測する方法や頸管粘液を診る方法などいろいろあるのですが、今日はその中でも一番カンタンな方法をご紹介します。

一番カンタンな方法や、しっかりと生理周期をつけるということです。

外来をしていると、最近では、アプリなどを使ってしっかりと生理周期を管理している人も多くなっている印象ですが、中には自分の最後の生理を覚えていないという人がいたりします。

自分の生理周期をしっかりと記録していった場合、自分の生理周期が何日から何日くらいの幅をもっているのかというのがわかりますので、まずは記録することをおすすめいたします。

最近のアプリはよくできていますので、自分の排卵日がいつぐらいかというのを予測して表示してくれるようになっています。

しっかりと女性ホルモンが出ている場合には、排卵が起こった日の約14日後に生理が始まります。そのため、生理予定日の目安が分かればその14日前くらいが排卵日と考えられるということですね。

注意しないといけない人

注意が必要なのは、生理周期がバラバラの場合ですね。

たいてい女性ホルモンのバランスが悪いなどが原因だったりするわけですが、生理周期がバラバラの人の場合には、女性ホルモンがしっかり出ていないから、排卵も起こっていないんじゃないかって油断している人が多かったりします。

「私、妊娠しにくいから大丈夫!」

っていう具合ですね。

そういう方はたしかに毎回排卵していなかったりして、妊娠しにくいという状態ではあります。

ただ、たまたま排卵していて、そのときに妊娠してしまうということが実際にあります。

生理周期がバラバラであることから、妊娠していることにもなかなか気が付きにくいということもあります。

難しいところですが、安全日はないということをしっかりと覚えておく必要がありますね。

まとめ

何度もいうようですが、100%の安全日はありません

もし、避妊に失敗したかもしれないと思った場合には、72直にないであれば、アフターピルを使用することができますので、産婦人科でご相談くださいね。

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