はじめまして!YouTuberのmama女医ちえこです。

わたしは現在、産婦人科医師として診療を行うかたわらで、You Tubeで女性の健康や性教育をはじめとした正しい医学知識を発信する活動をしています。

もともとは臨床医として診療を行うのみだったのですが、2020年に入ってからYou Tubeの配信を始めた結果、2020年8月15日現在でみなさんのおかげでチャンネル登録者が2万7000人に達しました!

そんなところで、You Tubeでの配信はまだまだこれからも頑張っていきたいところなのですが、文章での発信も面白いのではないかと思ってブログでの発信もはじめてみることにしました!

ここではわたしの生い立ちや今までの略歴などをはじめ、わたしが何を目指しているのかについて綴っていきます。

そもそもなんで医師をめざしたの?

そもそもなぜ医師をめざしたのかっていうところですね。この質問についてはYou Tubeでも語っていたりするのですが、もともとは母親の言葉がきっかけでした。

母親
母親

女性が生きていくのには「手に職」をつけたほうがいいんじゃない?

みなさんもそうかと思いますが、思春期の私は、生きること死ぬことについて真剣に考えていました。自分が生きて社会に貢献していくにはどういう生き方をしたらいいんだろう

わたしは他の人にはできない、私にしかできないことがしたいっていう強い思いがありました。そして社会貢献もできる職業ってどんなものがあるだろう・・・

そんななかで選択肢として上がってきたのが「医師」という職業ですね。

その当時のわたしにとって、医師という仕事は困っている人の病気を治して喜んでもらえるっていう、非常にわかりやすく社会に貢献しているような印象がありました。

そこで医師を目指してみよう!となったわけです。

なぜ産婦人科をめざしたの?

そもそも産婦人科には女性が必要とされているのかなっていうところで、もともと興味がありました。

それに加えてポリクリといって、医学部の5年生から始まる臨床実習で各診療科を実際にみてまわるという実習がありのですが、産婦人科をまわったときにピンとくるものがあったわけです。

mama女医ちえこ
mama女医ちえこ

産婦人科の雰囲気ってわたしに合っているかもしれない!!

ちょっとマニアックな話になるため、You Tubeではお話していないのですが、初めて帝王切開術をみたときに謎の感動を覚えたわけです。

赤ちゃんが出てきて感動しているお母さんの姿、そしてカーテンでさえぎられた反対側にはお母さんのお腹から出されている子宮があるわけですね。

そこで感じたわたしの何ともいえない感情は・・・ことばではなかなか言い表せないようなものでした。

その後、研修医としていろいろな科をまわっていくわけですが・・・

研修医ではいろいろな診療科をローテーションするので、他にも興味がある診療科が出てきました。たとえば、麻酔科や形成外科は実際に最後まで悩んだ診療科ですね。麻酔科医として全身管理を行うのも楽しそうだし、形成外科で縫合の専門家になるのも楽しそうだし・・・

いろいろと悩んだ末、わたしは当初から考えていた産婦人科を選ぶことに決めました。

産婦人科医は、「ゆりかごから墓場まで」といわれたりするのですが、女性の一生を通して診療していく診療科なんですね。ただ、一般的には生命の誕生のみの部分、産科医としての部分のイメージが強いのかもしれないです。

実際に、産婦人科医をしていると言うと、「赤ちゃんをとりあげるお仕事なのね」と言われることが多いです。ところが実際のところは、生理のお悩みからがん患者さんも対象としているわけです。つまり、

「生まれてくるいのち」

「亡くなっていくいのち」

そのふたつを診ることができる産婦人科医師としてのしごと、生まれてくるいのち、亡くなっていくいのちのどちらにも寄り添うことができるしごとに携わるということは、生きること、死ぬことについての答えを見出だせていなかったわたしの答えを教えてくれるかもしれない。そういった期待もありました。

数々の誕生と死を見つめることによって、わたし自身も「生きること」に関してなんらかの正解を導き出せるのではないか

そんなことを思って、産婦人科医になることに決めました。

産婦人科医としての仕事について

産婦人科医としとして仕事を始めることになったわけですが、産婦人科医としての仕事は私にとっても楽しいものでした。どんどん新しいことを学んで、新しい手術もできるようになってくる。

おそらく仕事をしはじめた方はどんな仕事でもそうかと思いますが、わたしも産婦人科医になってすぐのころは、すごく忙しい日々を過ごしていました。

昼食はいつもコンビニ。

毎日仕事が終わるのは夜中で、23時に閉まってしまうローソンに駆け込む毎日。

夜中のローソンで買うのは眠くならないように飲むRed Bullと空腹をしのぐグミ。

それでも日々新しいことを学ぶことは刺激的で非常に充実していたと思います。

そんなわたしの仕事ライフを変えたのは・・・

そう、結婚、妊娠、出産という女性としての大きなライフイベントでした。

母親としてのしごと、医師としてのしごと

ことわっておきますが、結婚して子どもを産んだことは一度も悔やんだことはありません。わたしにとって子どもはかけがえのない存在であり、子育てをすることで学ぶことも信じられないくらいたくさんあります。

ただ、子どもを産むことで今までとは同じ働き方は全くできなくなりました。

今まではみんなと同じように当直をして、みんなと同じように残業する日々。手術が長引いたら遅くまで残るし、緊急処置があったら対応していました。

ところが、子どもがいたら、そうはいかないわけですね。夜預かってもらうところはなかなかないし、小さい子は突然熱を出したり下痢したりすし。診療中であっても容赦なく呼び出しの電話がかかってくるし。

そんな状態になったからこそ、自分の働き方を見つめ直すことができたとも言えます。

「わたしはいったい、何のために働いているのか」

今までは仕事が何よりも優先されていて、何ならちょっとの体調不良ぐらい無視して仕事を優先させていたわけですね。

ところが、子どもができた今、わたしにとって子どもはかけがえのない存在で、守るべき存在。赤ちゃんにとって今の時間はそのときしかなくて、ぐんぐん成長していくその時期をちゃんと見ていてあげなくて良いのだろうか。

もしかしたら、わたしが正しいと思っていた働き方を見直すときなのではないか。

わたしは社会に対して価値提供を行うとともに、家族に対しての責任も考えさせられることになりました。

第二子を出産、YouTuberになるまで

第一子を出産したあともそうだったのですが、第二子を出産したあとも、産後うつのような状態になってしまいました。

ちょうど夫の転勤が重なったことにより、新しい土地に転居したため、まわりには知っている人が誰もいない状態になりました。

第一子の出産後は徐々に職場復帰することによって社会とのつながりを見出だせていたのですが、第二子出産後は転居したことによって、ふたりとも保育園に預けられないという事態に陥ってしまいました。

子どもを預ける場所がないと自分が働くこともできない。

転居してきたところでは、待機児童がいるような場所だったので、すぐに預ける保育園を見つけることも困難でした。

一時保育を利用しようと思っていたのに、月の初めに予約を取らないと、希望の日程で預けることもできないような状態でした。しかも、役所を訪れたところ

役所の<br>担当者
役所の
担当者

おそらく来年度からの保育園は難しいんじゃないかしら。認可保育園以外もしっかり検討しておかないと・・・

保育園に入れないかもしれない現実をつきつけられたわけですね。

やっぱり働き方を見直すしかない。社会への価値提供のあり方を変えないといけない!

そうやって産婦人科医YouTuberとして情報発信をすることにしたわけです。

わたしが情報発信をする理由

そもそも外来診療では少ない診療時間のなかで、病気のこと、治療のこと、たくさんのことを伝える必要があります。

時間をかけすぎると、お待たせしてしまう患者さんが増えてしまうし。

また、産婦人科は「おしも」を扱う診療科であることからも、内科などに比べると受診のハードルが高いというのも感じていました。

皆さんに少しでも産婦人科や医学に親しんでいただいて、楽しんでいただきたい。

人生100年時代を生きるために、皆様の健やかな人生の一助となりたい。

もっと患者さんに寄り添えるようになりたい。

そういった思いで発信していくことを決めました。そして発信していくことを通して、診療をするという形とは違った形での価値提供を行っていきたいと思っています。

YouTuberとして、ブロガーとして、まだまだ不慣れなこともありますが、精一杯がんばっていきたいと思っていますので、応援よろしくおねがいします!

6件のフィードバック

  1. こんにちは。
    質問があります。

    現在37歳です
    子宮頸部高度異形成で
    10月9日に腹腔鏡下子宮全摘術、両側卵管切除術をうけました。

    その後、急に体が熱くなったり、震えがあるような寒気を感じたりします。その時に熱を測っても平熱です。
    他にも、目眩ではないのですが、動くなくて眼を閉じないと目の当たりから頭がクラクラするような感じがして座り込むことがあります。

    元々、避妊の目的もあったのですが、生理不順、多嚢胞生卵巣でピルを飲んでいました。
    こういう事も関係しているのでしょうか?
    ホルモン補充療法、エストロゲンを増やす薬、、、をかんがえたほうがいいのでしょうか?

    1. まずは手術を受けられた主治医に相談されるのが良いかと思います。卵巣を摘出していないのならホルモンは不足しないはずですが、採血などで確認するのも一つですね。

mama女医ちえこの出身大学や年収は?年齢・本名などプロフィール! | ミニメモ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です